日本工業規格(JIS)では、チルド:0℃、パーシャル:−3℃、氷温:−1℃近辺の温度帯としています。家電メーカーではチルドの場合、−2〜2℃くらいを保つように設計されています。
いずれも基本的に食品を冷蔵保存より(おいしい状態を)長く保たせるためのものです。
チルドは食品が凍り始める直前の温度で、チルド食品(凍結しない程度の低温で保存、流通している食品)や凍らせてはいけない食品や発酵が進みやすい食品(生クリーム、チーズ、ヨーグルト、納豆、生麺など)の保存に適し、パーシャルは食品を少し凍った状態になる温度で、すぐには食べない魚や肉、ハムなどをすぐに調理できる状態で保存するのに適し、氷温は0℃以下で凍らない状態の温度帯で、生もの(肉、魚、貝類、お刺身など)の鮮度を保つのに適しています。
工業的には、氷温(食品によってこの温度は微妙に異なる)はお米や果物、野菜などいろいろな食品の保存に用いられています。この氷温域で食品を保存すると、冬眠状態のようになり鮮度が保持されたり、凍結の危険を回避するために食品自体が防衛反応を起こすことによってうま味や甘みが増したりします。
(管理栄養士 石川)