かつお

科目:ナス科・トウガラシ属 一年生草本
学名:Capsicum annuum
別名:甘トウガラシ
ピーマンの品種の一つ。トウガラシ属ですが、果実は辛みをもたない甘い品種で、甘味唐辛子とも呼ばれます。国内で流通する果実の多くは、赤や黄色ですが、紫・黒・茶などの品種もあります。 果実はピーマンと同様の形状・形態ですが、ピーマンが青い時期に収穫するのに対し、熟してから収穫します。そのため収穫までの時間がかかり、また様々な被害を受けやすくなるため、収量が劣ります。栄養素の構成もピーマンに似ており、ビタミン様物質の一種であるビタミンPを含んでいます。ビタミンPはビタミンCを壊れにくくし、またその抗酸化作用の性質を高める効果をもつため、加熱調理してもビタミンCが失われにくいという特徴があります。
■ 「パプリカ」について、大田市場で伺いました

産地について
19年のパプリカの輸入量は2万2千トン、17年の2万6千トンをピークにやや減り気味です。一方国内産は、16年の統計で2200トンの生産実績が残っています。平成に入って本格化したパプリカの輸入はオランダからがほとんどでしたが、平成13年に韓国産が急増して逆転し、以降大半が韓国産で占められるようになっています。韓国からの輸入が本格化したことで、一般の店で買い易い一個100円台前半の価格で販売されるようになっています。サラダに彩りを添えるだけでなく、甘い癖のない仕上がりは様々な料理に使われようになり、子供にも好かれるようになっています。

生育について
こういったピーマンの仲間は生育時に18度程度でなければ実が順調に結びません。人間が苦痛を感じる湿度と高温が欠かせない野菜でもあるのです。暖房の重油代が高騰する昨今では生産がやや不安定になることが予想されます。韓国におけるパプリカ生産も今後エネルギー事情から順風満帆といかないでしょう。今後は国内産も韓国産も供給が減ってやや価格が高めになることが予想されます。

コメンテーター:東京青果株式会社 加藤宏一さん
国内最大の青果卸企業 東京青果