暮らしの旬、見つけた!
暮らしの旬2008年8月 夏カレー>旬食材「バナメイエビ」

バナメイエビ

科目:ナス科・ナス属
学名:Solanum melongena
別名:奈須比(なすび)など
原産地はインドの東部。温帯では一年生植物ですが、熱帯では多年生植物となります。栽培品種のほとんどの果皮は紫色又は黒紫色ですが、黄緑色や白色のナスもあります。果肉は密度が低くスポンジ状。果肉の中にある種は柔らかいので、果肉とともに食べられます。皮も薄く柔らかいので剥かずに調理されます。灰汁があるため、水なすなどを除き、生食には向きません。淡白な味で他の食材とも合せやすく、また油を良く吸収し相性が良いため、焼く、煮る、揚げるなどあらゆる方法で調理されます。
■ 「なす」について、大田市場で伺いました

生産について
7月から10月までは関東産の露地茄子の出回りとなります。全国的には茄子の作付けは減る傾向にありますが、この時期の関東産の茄子は庶民の食卓に欠かせない重要な野菜でもあります。農業に覚えのある方は、家庭菜園も十分に収穫を得ることができるでしょう。「茄子の花と親の意見は千に一つも仇がない」というように夏の暑い時期の栽培は特別難しくはありません。茄子は夕立が育てる野菜とされ、高温と水分が実を太らせます。そういえば雷雨の多い群馬県や埼玉県が夏の茄子の主力産地であることは納得できます。東京の近くに産地が展開していますから買い易い価格になります。今年は梅雨が早めに上がると予想され、暑い夏は豊作気味と判断して良いでしょう。

消費について
市場入荷も年々減少傾向にありますが、同時に茄子の消費量も減っているようです。この消費の減退について考えますと、茄子が油で調理されることが敬遠されているのかなと思ったりします。しかし、茄子は油との相性が良く、浅漬けにする以外は油を使った調理が一番簡単で美味しく頂けます。統計からみる消費の減退は冬から春の出荷量の減少が家計の消費減少に表れているのだと思います。昨今のエネルギーの高騰は各野菜の本当に旬の時期の栽培に向かわせることになると思います。


コメンテーター:東京青果株式会社 加藤宏一さん
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